自分でやる

HPBの掲載写真、選び方と並べ方

写真は何を伝えるために載せるのか。対象が伝わるか、明るさ、今の状態と合っているか、並べる順番、写っている人の同意と写真の権利を確かめながら見直す手順と、替える前と後の比べ方です。

この記事で分かること

ホットペッパービューティー(以下、HPB)の掲載ページの写真を、自分で見直す手順です。

  • 今載っている写真を、1枚ずつ「何を伝える写真か」で見直せる
  • 明るさ・背景・今の状態と合っているかを確かめる見方が分かる
  • 最初に見える場所に何を置くか、並べ方の考え方が分かる
  • 写っている人の同意と、写真を使ってよいか(写真の権利)の確かめ方が分かる
  • 写真を替える前と後で、数字を比べる方法が分かる

先にやること

今の写真を一覧にする

撮り直す前に、今載っている写真を書き出します。ページの最初に見える写真、スタイルやデザインの写真、店内・外観の写真、スタッフの写真など、載っている場所ごとに分けて、1枚ずつ次のことをメモします。

  • 何の写真か(一言で)
  • いつ撮ったか
  • 誰が撮ったか(自分・スタッフ・外部のカメラマン・お客さまなど)
  • 人が写っているか。写っているなら、HPBに載せることの同意をもらっているか、その記録があるか
  • 今のメニュー・料金・店内・スタッフと合っているか

直す順番を決める

一覧ができたら、次の順に手を付けます。

  1. 実際と違う写真と、使ってよいか確かめられない写真を外す:もうない内装、今は出していないメニュー、もういないスタッフの写真。誰が撮ったか分からない写真や、写っている人の同意を確かめられない写真。これらは、お客さまの期待とのずれや、あとから外してほしいと頼まれる原因になるため、先に外します。
  2. 最初に見える写真を見直す:ページを開いた人や、一覧で見かけた人の目に最初に入る写真です。
  3. 暗い写真、何の写真か分かりにくい写真を撮り直す。
  4. 並べ替える。

手順

1. 写真ごとに「何を伝えるか」を決める

お客さまが写真から知りたいのは、主に次のようなことです。

  • どんな仕上がりになるか(髪型、爪、まつげ、肌など、施術した部分)
  • どんな店か(雰囲気、清潔さ、広さ、個室かどうか)
  • 店の入口や外観(初めてでも迷わずに来られるか)
  • 誰が担当するか

1枚ごとに、このうちどれを伝える写真かを決めます。仕上がりの写真なら、施術した部分が写真の中ではっきり見えるように撮ります。

経験則

1枚に伝えたいことを詰め込むより、「この写真は仕上がり」「この写真は入口」と役割を分けたほうが、見る人が迷いにくくなります。どの写真が予約の決め手になるかは、店やお客さまによって違います。

2. 明るさと背景を整える

公式説明

ホットペッパービューティーアカデミーの連載記事「集客に効く写真撮影のテクニックとは?」では、高価なカメラがなくてもスマートフォンで撮影できるとしたうえで、光(窓際から少し離れると光が落ち着く、暗いときは明るさを調整する)、背景(背景にこだわると髪型がよりすてきに見える)、モデルに顔や体の向き・ポーズを変えてもらうと色々なパターンが撮れること、スタイル写真は3:4の縦長で撮ることを挙げています。同じサイトの別の連載記事では、店内の写真に機械などがいろいろ写り込んで、ごちゃっとした印象になっていないかを確かめるよう書かれています。

連載記事には公開日が表示されていないため、写真の大きさや比率など、今の掲載の決まりは、掲載店向けの案内で確かめてください。撮った写真は、次の点を見て選びます。

  • 施術した部分がはっきり見えるか。ピントが合っているか
  • 明るすぎ・暗すぎで、色や細かいところがつぶれていないか
  • 実際の色と大きく違っていないか
  • 背景に、私物・段ボール・機械のコードなど、見せたいものと関係のない物が写り込んでいないか

加工は、明るさや傾きの調整にとどめ、仕上がりそのもの(形・色・肌の状態など)が実際と違って見える加工はしません。

3. 今の状態と合っているか確かめる

次のような写真は、新しい写真に替えるか、外します。

  • 今は提供していないメニューやデザインの写真
  • 改装前の店内、移転前の外観や入口の写真
  • 今はいないスタッフの写真
  • 今の料金やクーポンの内容と合わない写真(たとえば、追加料金がかかるデザインを、追加料金なしのクーポンの写真に使っている)

自分の店で施術していない写真や、生成AIで作った画像を、自分の店の仕上がりのように見せることもしません。こうした画像をそもそも載せてよいかは、HPBの掲載ルールで確かめてください。

公式説明

消費者庁は、景品表示法で、商品・サービスの内容について実際のものより著しく優良であると示す表示(優良誤認表示)を禁止していると説明しています。写真も、お客さまが店を選ぶときに見る表示の一つです。

4. 並べ方を決める

  • 最初に見える場所には、いちばん伝えたいもの(たとえば、店が得意にしているメニューの仕上がり)を置く。
  • クーポン・メニューの内容と合わせる:クーポンで勧めているメニューの仕上がりの写真が、ページの中で見つかるようにする。
  • 来店までに知りたい順に並べる:仕上がり → 店内 → 入口 → 担当者、のように、同じような写真が続かないようにする。
  • 古い写真から入れ替える:一覧の「いつ撮ったか」を見て、古いものから順に新しい写真にする。

公式説明

ホットペッパービューティーアカデミーの連載記事「HOT PEPPER Beautyの集客効果を上げるには?」では、キャッチを見直したら、それと連動した写真に変えることが勧められています。

経験則

並べ方に、どの店にも当てはまる正解の順番はありません。予約したお客さまに「どの写真を見て決めたか」を、来店時の会話で聞いておくと、並べ方を決める手がかりになります。

5. 写っている人の同意と、写真の権利を確かめる

写真を載せる前に、2つのことを確かめます。

その写真を使ってよいか(誰が撮った写真か)

  • 自分やスタッフが撮った写真か、外部のカメラマンが撮った写真か、ネットや素材サイトの写真かを確かめる。
  • ほかの店やほかの人のSNS・ウェブサイトの写真は使わない。
  • 外部のカメラマンに撮ってもらった写真は、どこまで使えるか(HPB以外のSNSやチラシにも使えるか、いつまで使えるか)を確かめておく。
  • 素材サイトの写真は、そのサイトの利用条件を読み、店の宣伝に使えるかを確かめる。

公式説明

公益社団法人著作権情報センターは、著作物の種類の例に「写真の著作物」を挙げ、著作物を利用するには著作権者から許可を得るのが原則だと説明しています。

写っている人の同意

  • お客さま・モデル・スタッフが写っている写真は、載せる前に、どの写真を、どこに(HPBのページ、SNSなど)、いつまで載せるかを伝えて、同意をもらう。
  • 顔が写っていない写真でも、特徴のある手元や、背景・持ち物などから誰か分かることがある。迷ったら同意をもらう。
  • いつ、誰から、どの写真について、どこに載せる同意をもらったかを記録しておく。
  • 「やっぱり外してほしい」と頼まれたら、すぐに外せるようにしておく。辞めたスタッフの写真も、本人と相談して扱いを決める。

公式説明

個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)は、個人情報の例として、防犯カメラに記録された情報など、本人が判別できる映像情報を挙げています。

お客さまの顔が写った写真は、お客さまの個人情報として扱うことになる場合があります。扱い方で迷うときは、専門家や公的な相談窓口で確かめてください。

6. 替える前と後を比べる

  1. 替える前の状態を記録する:先にやることで作った写真の一覧を、そのまま「替える前」の記録にする。
  2. 替えた日と内容を書く:「最初に見える写真を、今の店内の写真に替えた」のように1行で書く。
  3. 写真以外は大きく変えない期間をつくる:少なくとも1か月は、クーポン・メニューやキャッチコピーを大きく変えずに様子を見る。
  4. 同じ長さの期間で数字を比べる:最初に見える写真を替えたなら閲覧数、ページの中の写真を替えたなら予約率(新規のネット予約の数 ÷ 閲覧数)を中心に、替える前の1か月と後の1か月を並べる。連休や季節の行事など、数字に影響しそうなことも書き添える。

閲覧数や予約率が変わったときに、粗利がどれくらい変わるかは、計算ツール「どこを伸ばすと売上が伸びる?」で試算できます。記事の最後の「関連する記事とツール」から開けます。

経験則

写真を替えても、すぐに数字が動くとは限りません。数字が動かなかったからといって、写真が悪いとも限りません。予約の決め手が、料金や予約の空き状況にあることもあります。1か月だけで決めず、記録を続けて判断します。

例

説明用の例

説明のために作った例です。実在の店ではありません。1人で営むまつげサロンが、写真の一覧を作り、直すことを決めたときのメモです。

  • 最初に見える写真:改装前の店内(3年前に撮影)。今の店内を撮り直して替える。
  • デザインの写真1:仕上がりが暗く、まつげの形が分かりにくい。窓際から少し離れた明るい場所で撮り直す。
  • デザインの写真2:お客さまの顔が写っているが、同意の記録がない。外す。今後は撮る前に、載せる場所と期間を伝えて同意をもらい、記録する。
  • スタッフの写真:今もいるスタッフで、本人の同意の記録がある。残す。

やってはいけないこと

  • ほかの店や、ほかの人のSNS・ウェブサイトの写真を、許可なく使う
  • 同意をもらっていないお客さまやモデルの写真を載せる
  • 仕上がりを実際と違って見せる加工をする
  • 施術の前と後を並べた写真で、「必ず」「誰でも」など、効果を約束するような見せ方をする
  • 掲載ルールを確かめずに載せる。HPBの掲載ルールは、この記事を書いた時点では、一般に公開された資料で確認できませんでした。掲載店向けに案内されている資料や、担当の窓口で確かめてください。

かかる時間

作業は次のように分かれます。

  1. 今の写真の一覧づくり
  2. 写っている人の同意と、誰が撮った写真かの確認
  3. 撮り直し(撮る場所と時間帯の準備、モデルを頼む場合の同意を含む)
  4. 写真の入れ替えと並べ替え
  5. 前と後の比較。替えた後の1か月を見るため、入れ替えてから比べられるまでに1か月ほどかかります。

頼む価値がある場合

次のような場合は、プロのカメラマンや、掲載ページの作業を任せられる支援を頼む価値があります。

  • 撮影に自信がない、撮る場所や機材がない
  • 新しいメニューに合わせて、まとめて撮り直したい
  • 写真の選び方や入れ替えを、定期的に任せたい

頼む前には、次のことを確かめておきます。

  • 総額(撮影料、交通費、写真データの受け渡し、追加の写真や撮り直しの料金)
  • 撮る枚数と、撮る対象(仕上がり・店内・外観・スタッフ)
  • 撮った写真を使える範囲(HPB以外のSNSやチラシにも使えるか、使える期間)
  • モデルを頼む場合、写っている人の同意を誰がどう取るか

掲載ページの作業を続けて任せる支援を検討しているなら、「LINEの無料プレゼント、そのあと何がある?」の記事で、申し込む前に確かめたいことをまとめています。

次に読む記事・使うツール

  • どこから直すか迷ったら:「HPBの掲載ページ、自分で見直す順番」
  • 写真に合わせてクーポン・メニューも見直すなら:「HPBのクーポン・メニュー、組み立て方」
  • 閲覧数や予約率が変わったときの粗利を試算するなら:計算ツール「どこを伸ばすと売上が伸びる?」
  • 撮影や作業を外に頼むか考えているなら:「LINEの無料プレゼント、そのあと何がある?」

いずれも、記事の最後の「関連する記事とツール」から開けます。

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