自分でやる

新規のお客様が二回目に来ないとき、何を見直す?

未再来の理由を決めつけず、来店前の期待、初回体験、料金、次回案内、予約しやすさを分けて確認します。小さなサロンで今日一つ直す項目を選ぶための点検手順です。

最初に確認:本当に「二回目が少ない」と言える状態か

来店周期と観察途中の記録を確かめる説明用イラスト

新規のお客様が戻らないように感じたら、値引きや連絡を増やす前に、来店周期を待てているかと、初回から次回までのどこに迷いがあるかを分けて確かめます。

まず、初回来店月をそろえた新規客について、全員を同じ期間で観察した二回目再来率を確認します。最近来た人の短い履歴と、十分な期間が経った人を混ぜると判断を誤りやすくなります。詳しい数え方は最後の「関連する記事とツール」から確認できます。

来店がない事実だけでは、その理由は分かりません。利用目的が単発だった、予定が合わない、まだ必要な時期ではないなどの可能性もあります。本人の説明がない理由は「未確認」のままにします。以下は原因を断定する診断ではなく、店側で点検できる項目の整理です。

来店前の期待と、初回の体験を並べる

来店前の案内と初回の相談内容を並べる説明用イラスト

掲載文・写真・クーポンで伝えた内容と、来店時に説明している内容を一組選んで並べます。「相談できる」と書いているなら、希望を聞く時間や、仕上がりの確認が実際に用意されているかを見ます。

公式説明

株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミーの研究員コラムは、顧客満足調査(MOT)2023のエステサロン(フェイシャル)編を紹介し、施術の説明・確認をしないことが、サロンを変えたいと思う場面の一つとして挙がると説明しています。

これは当該調査の対象者の回答であり、自店の未再来理由や、全業種に共通する原因を示すものではありません。ここでは、説明と確認ができているかを点検する参考にします。

接点 店側で確かめること
来店前 写真と文章が、当日提供できる内容を伝えているか
相談 希望だけでなく、避けたいことも聞いているか
施術前 内容・料金・所要時間を確認しているか
終了時 気になる点や、説明の分からなかった点を聞けているか

スタッフの記憶だけで「満足だったはず」と決めず、現在の案内文や確認手順を見ます。顧客の発言を公開資料へ転記する必要はありません。

二回目の料金・次回案内・予約経路を確かめる

二回目の料金と予約方法を分かりやすく案内する説明用イラスト

初回の料金は分かっても、二回目のメニューや総額が分からないと、次の利用を考えにくいことがあります。初回限定条件、通常料金、追加になる項目を、自店の現行メニューで確認してください。

次回案内は、予約を取ってもらうことだけを目的にせず、本人の希望を踏まえて次の選択をしやすくする説明として整えます。時期の考え方、何を相談できるか、予約の方法、変更方法を伝え、その場で決めない選択も残します。一律の周期や回数券を全員に勧める必要はありません。

予約経路は、お客様が使う画面で確認します。案内したメニューが選べるか、希望しそうな時間に受付条件の食い違いがないか、問い合わせ先が分かるかを見ます。点検のために架空の予約を送信しないようにします。

来なかった理由を聞くために、いきなり個別連絡や一斉配信を始める手順ではありません。連絡をするなら、その連絡先の取得目的、本人の希望、使う媒体の現行ルールを別に確認してください。

一つだけ直す:確認できた事実から変更を選ぶ

確認できた不便を一つだけ選び案内を直す説明用イラスト

説明用の例

以下は編集上の点検例で、実在する店舗の事例や効果検証ではありません。

「二回目向けのメニュー料金を予約画面で見つけにくい」と確認できた場合は、まずその表示と説明をそろえる案があります。「料金が原因で来ない」と断定したり、同時に値引きまで始めたりする必要はありません。

  • □ 気になっていることを一つ書いた
  • □ 未再来の理由と、店側で確認できた事実を分けた
  • □ 変える案内文や手順を一つ選んだ
  • □ 変更日と、どこを変更したか残した
  • □ 次に何を確かめるか、確認日を決めた

案内が見つけやすくなったかは先に確認できます。再来率を比べるのは、変更後の新規客にも同じ観察期間がそろってからです。時期や客層も変わり得るので、数字の変化をその変更だけの成果とは扱いません。

今日の作業と、外部の支援を頼む場合

点検した案内を支援者と一緒に整理する説明用イラスト

今日の作業は、20分で「期待・初回体験・料金・次回案内・予約経路」を一度見て、直す項目を一つ決めるところまで、という案です。編集上の時間配分であり、標準作業時間の実測ではありません。

一人では接客の説明を振り返りにくいなら、案内文の確認や接客手順の整理を頼む方法があります。何を見てもらい、どの文書や手順を持ち帰れるか、総支払額、自店で続けられる作業量を先に確認します。「必ずリピートが増える」という約束を依頼の基準にしません。

顧客の連絡先や相談内容を渡す前には、共有の必要性と扱いを確かめます。今日の到達点は、理由の推測を増やすことではなく、確認できた不便を一つ直すことです。

訂正の履歴

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