自分でやる

初回カウンセリングで何を聞く?希望と仕上がりのずれを減らす確認項目

初回の相談で、希望・避けたいこと・過去の困りごと・予算・時間を聞き、施術前に説明をすり合わせる手順です。接客の質問例と、店内用の短い確認リストを紹介します。

目標は、希望を聞いて施術前に認識をそろえること

初回相談で希望と提供内容の認識をそろえる説明用イラスト

初回カウンセリングでは、質問をたくさんすることより、本人が望むことと、店が提供する内容・料金・時間を施術前にそろえることを目指します。この記事の読後には、自店の接客で使う短い確認リストを一枚作れます。

公式説明

株式会社リクルート ホットペッパービューティーアカデミーの研究員コラムでは、顧客満足調査(MOT)2023のエステサロン(フェイシャル)編をもとに、施術の説明や確認をしないことへの不満が紹介されています。

調査対象は当該分野・条件の回答者です。ここから全業種の原因や改善効果を断定せず、以下は接客上の確認を整理する編集上の提案として使ってください。技術の指導、施術の安全性や医療的な適否を判断する手順は扱いません。各業種・施術で必要な確認を、このリストで置き換えないでください。

聞くこと:希望・避けたいこと・過去の困りごと

希望や避けたいことを落ち着いて聞く説明用イラスト

最初に「今日はどんなことを相談したいですか」と、本人の言葉で聞きます。その後に必要な項目だけ具体的に確認します。写真を使う場合も、どの部分が好みなのかを聞き、見せた写真と同じ仕上がりを約束しないようにします。

聞く項目 接客での質問例
希望 今日いちばん変えたいことは何ですか
避けたいこと こうなると困る、ということはありますか
過去の困りごと 前の利用で、説明や仕上がりについて気になったことはありますか
日常の条件 普段のお手入れで、続けやすいこと・難しいことはありますか

答えにくい質問には無理に回答を求めず、必要な理由を短く伝えます。前の店を評価したり、本人の説明を否定したりする方向へ話を広げません。希望が複数ある場合は「今日、特に大事にしたいのはどれですか」と優先順位を確認します。

希望がまだはっきりしない人には、選択肢を少数示して、一緒に違いを確かめる方法もあります。質問を次々に重ねるより、本人の返答を待つ時間を残します。

予算と時間を確認し、できること・難しいことを説明する

施術前に内容と予算と退店時刻を確認する説明用イラスト

予算は「追加も含めて、この範囲で考えたいというご希望はありますか」、時間は「何時までにお店を出たいですか」と確認します。予約枠の時間と、相談や会計を含めて店を出るまでの時間を混同しないようにします。

提案するときは、内容、総額、追加条件、所要時間の目安、希望に対してできることと難しいことを説明します。追加が必要になりそうなら、進める前にその条件と本人の希望を確かめます。予算や時間に合わなければ、別の内容や別日にする選択も相談します。

説明の後は「ここまでで分かりにくかったことや、気になることはありますか」と聞きます。「大丈夫ですか」の一言だけで認識が一致したと考えず、店側からも選んだ内容を短く言い直してください。

説明用の例

「今日は〇〇を優先し、△△は行わない内容ですね。料金は合計〇〇円、終了は〇時ごろの予定です。違っているところがあれば教えてください」。架空の接客文で、実在のお客様の発言や成果を示すものではありません。

使うメモ:施術前と終了時に短く確かめる

施術前と終了時に短い確認メモを使う説明用イラスト

次の項目を、店内で扱う確認メモのたたき台にできます。本人が話していない事情を推測して書き足さず、必要な範囲だけを記録します。

  • □ 今日いちばん大事にしたい希望を確認した
  • □ 避けたいこと・過去に気になったことを必要な範囲で聞いた
  • □ 予算と退店したい時刻を確認した
  • □ 提供内容・総額・時間・難しいことを説明した
  • □ 本人と店の理解に違いがないか確認した
  • □ 終了時に、気になる点や説明しておきたいことを確かめた

施術中に内容や費用が変わる場合は、最初の確認だけで進めず、その時点で説明し直します。終了時は、今日の内容と自宅での扱いについて必要な説明をし、次回の希望があれば聞きます。相談の流れを、その場での次回予約や商品の購入を必須にする仕組みにしません。

店内の記録には顧客情報が含まれることがあります。公開記事やAIへの相談文に転記せず、自店の管理方法に従って扱います。このサイトへ送るためのメモではありません。

今日の作業と、接客の整理を頼むとき

架空のケースで初回接客の確認を練習する説明用イラスト

15分ほどで現在の質問を並べ、上のリストと照らして、足りない確認を一つだけ追加する案です。編集上の時間配分で、実際の接客時間を一律に15分にする提案ではありません。予約の前後に無理が出ないかも確認します。

スタッフ間で説明が異なるときや、一人で練習しにくいときは、接客の研修や、案内文・確認手順の整理を頼む方法があります。技術の研修と接客の整理を分け、対象業種、練習内容、持ち帰れる資料、総額、日常の負担を確かめます。顧客情報を使わず、架空のケースで練習できるかも相談してください。

今日の到達点は、次の初回接客で使う確認リストを一枚にすることです。試した後は「質問が抜けなかったか」「説明が長すぎなかったか」を振り返り、効果を測っていない段階で再来が増えたとは記録しません。

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