個人サロンの集客で、最初に記録したい数字と集め方
閲覧・予約・実来店を混ぜず、新規・再来、客単価、集客費を同じ期間で記録する方法。分からない項目を残したまま始められる記録表を用意しました。
この記事で分かること

売上は記録しているけれど、集客の何を見ればよいか分からない。そんなときは、見られた回数、予約された件数、実際に来店した回数を分けるところから始めましょう。この記事のゴールは、直近の完了した1か月分を、出所と数え方が分かる1枚の表にすることです。
以下の表と手順は、Jitty Salonが提案する記録方法です。媒体が定める公式の指標や、効果を実証した方法ではありません。画像も説明用の生成イラストで、実在店舗の記録や管理画面ではありません。
先にやること

月の途中の数字と、丸1か月の数字を比べないよう、まず対象期間の開始日・終了日と集計日を書きます。集計に使うのは、予約台帳、会計記録、媒体の集計画面、掲載費などの請求書です。新しい管理サービスを契約する前に、手元の資料で始められます。
予約については「その月に受け付けた予約」と「その月が来店予定日の予約」を区別します。月末に翌月の予約を受けた場合、この2つは一致しません。閲覧との比較には受付日を基準にした記録、実来店の確認には来店日を基準にした記録を使い、基準を欄外に残します。媒体で選べない場合は、表示される集計基準をそのまま記録してください。
手順

公式説明
SALON BOARDの機能一覧では、予約情報の出力、売上の日報・月報、期間別の売上集計、リピート状況や来店サイクルの分析が案内されています。各項目の集計条件は、自店が利用する画面の説明で確かめてください。
1. 表に数字と出所を写す。 次の表を紙や手元の表計算へ写し、「記録」欄を埋めます。媒体が複数あれば、閲覧と予約の行は媒体ごとに分けます。
| 項目 | 集める場所 | 数え方として残すこと | 記録 |
|---|---|---|---|
| 閲覧数 | 媒体の集計画面 | 対象ページ、回数か人数か、期間 | 未確認 |
| ネット予約数 | 媒体の予約記録 | 受付日か来店日か、新規・全員、取消の扱い | 未確認 |
| 実来店の延べ回数 | 来店済みの台帳 | 対象期間中に実際に来店した回数 | 未確認 |
| 新規・再来の内訳 | 来店済みの台帳 | 店に初めて来た回と、2回目以降の回 | 未確認 |
| 売上・客単価 | 会計記録 | 施術・物販の範囲、税込・税抜の基準 | 未確認 |
| 集客費 | 請求書・帳簿 | 掲載費・広告費などの内訳と対象月 | 未確認 |
2. 実来店と予約を分ける。 取消や無断キャンセルは来店回数に含めず、別欄で記録します。同じお客様が月に2回来た場合、延べ来店は2回です。初回来店と2回目が同月なら、新規の来店1回と再来の来店1回になります。「新規の人が何人いたか」と「再来の来店が何回あったか」は単位が違うので、合計する欄を作らないでください。
3. 客単価の範囲を固定する。 ここでの客単価は、対象にした売上を、対応する実来店の延べ回数で割った値です。施術だけを見るなら物販の売上を混ぜません。来店回数が0なら計算せず「算出なし」と残します。これは売上の平均であり、材料費や家賃などを引いた利益ではありません。
4. 新規のお客様の経路を分ける。 予約した窓口と、最初に店を知ったきっかけは別です。Instagramで知りHPBで予約した人を、両方の新規客として二重に数えないようにします。きっかけが分からなければ「不明」で構いません。
5. 月の事情を書く。 営業日数、休業、予約を受けられた時間、掲載内容を変えた日を短く添えます。再来率を後で調べる場合は、同じ時期の新規客を同じ長さの期間で追う必要があります。この月の再来の来店回数を、その月の新規人数で割って再来率にはしません。
例

説明用の例
一人で営むネイルサロンが、メモの書き方を整える例です。実在の店の記録や改善実績ではありません。「今月の予約」というメモを、「9月1日〜30日に受け付けたHPBの新規ネット予約。取消を含むかはヘルプで確認中」に書き換えます。実来店は別に「9月1日〜30日の来店済み台帳から集計」と残します。予約数を無理に来店数へ合わせません。
こうしておけば、次回も同じ資料を開けます。数字がまだ埋まらなくても、「どの条件が分からないか」が分かる記録になります。
やってはいけないこと

- 不明な値を0で埋める。0は確認した結果がゼロのときだけ使います。
- HPB、SNS、電話の異なる集計を、同じ定義だと考えて足す。閲覧回数と閲覧人数も分けます。
- 今月から数え方を変えて、過去との増減をそのまま比較する。変えた日と理由を残します。
- 集計の相談のために、顧客名や連絡先が入った台帳を公開する。相談には必要な集計値と数え方だけを使います。
かかる時間

最初は「資料を探す」「定義を確かめる」「転記する」の3つに分けます。Jitty Salonからの作業時間の提案は、まず20分だけ確保して、分かる項目を埋めることです。実測の標準時間ではなく、資料がそろうかによって終わる範囲は変わります。
今日は表を1枚作り、不明な項目に確認先を付ければ一区切りです。次の集計日も決めておきましょう。
頼む価値がある場合

予約台帳と会計の照合に時間がかかる場合や、毎月の転記を任せたい場合は、集計作業の支援を頼む選択肢があります。依頼前に、対象資料、集計の定義、納品物、費用、顧客情報を扱う範囲を決めます。集客を増やす提案と、記録を整理する作業を分けて見積もってもらうと判断しやすくなります。
次に読む記事・使うツール
最後の「関連する記事とツール」から、HPBの見直し順と試算ツールを開けます。ツールの予約数は新規のネット予約を使います。実来店の人数へ無条件に置き換えず、入力欄の期間・前提を確かめてください。
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